10月には内定式と内定者懇親会を行っています。さらに、基本的なビジネスマナーなどを入社までの時間に任意で学んでもらえるよう、内定者を対象としたe-ラーニングを導入しています。
また、内定者コミュニケーションツール「エアリー」による内定者との「つながり」を強化しています。 この「エアリー」は、社内行事の連絡や会社の情報発信だけでなく、内定者同士の交流も目的としており、双方向のコミュニケーションを実現できています。メッセージ機能もあり、人事担当者へ気軽に相談してもらえる環境を整えています。
内定した時点から当社の仲間となり、入社に向けて少しずつ就業観の醸成支援をしています。
入社後2週間は導入研修として、全員に会社の制度やルール、コンプライアンスのほか、自社製品の理解を深めるグループワークや貿易関連研修なども行います。
その後3カ月間は「技能育成塾教育」と呼ばれる研修期間に入ります。技術系、事務系、営業系、技能系の全新入社員が、この研修の中で工作機械の基礎的な知識として「図面の読み方」を学び、実際に機械加工を実習することで基本的な技能を体得します。
また、部門実習では開発部門や設計部門などの配属予定先部署や関連部署をローテーションし、コストに関する考え方や商品知識を学び、実習を通じて先輩社員や上司とのコミュニケーションをとることで社内の人間関係を徐々に構築していきます。
さらに、この研修期間において、同じ喜びや辛さを経験する同期の仲間とは、かけがえのない「絆」ができます。配属後も困った時に頼りとなる存在である、すばらしい「絆」を会社も応援していきたいと考えています。7月11日付の配属辞令後、各部署に配属される新入社員はみなさん緊張の中にも自信に満ちた表情で新しい職場での初日を迎えています。
配属後はそれぞれの職場で「社員5ヵ年教育計画」に従っての育成プランが進められていきます。
新入社員一人ひとりに先輩社員がペアコーチとして就き、3つの能力開発として、「T能力」(業務遂行スキル)、「C能力」(問題解決スキル)、「H能力」(人間関係スキル)の5か年育成プランを立てて、通常の業務を通じてOJT教育により先輩社員と共に成長していきます。
例えば、「T能力」において、開発部門であれば、1年目は「計測装置が扱え、実験レポートが作成できる」とし、3年目では、「CAE解析ソフトが使え、分析結果から開発報告書が作成できる」といったステップアップする目標に向けた取り組みを行います。
また、配属された部門ごとに業務で必要な専門スキルも計画的に習得してもらいます。
例えば、機械設計部門では配属2年後には、国家技能検定の「製図検定2級」の受験を目指します。当社の受験者は、みんな真剣に勉強して望むので、この合格率はほぼ100%の実績があります。
このように、社員の成長に向けた様々な取り組みを用意し、自ら成長したいと考える社員を全力で支援、サポートしています。
当社では「人材の成長」なくしては「会社の成長」は望めないと考えています。